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2025年度 薬学部入試のポイント Vol.4

薬学部へ行こう!事務局です。薬学部入試に関わる様々な情報をご提供致します。資料につきましては、メディクールよりご提供頂いています。
限られた日にちで効果的な学習を励行し、第一志望の大学に向けて精一杯頑張って、悔いのない受験をして下さい。

近年、学部系統を問わず多くの大学で総合型選抜や学校推薦型選抜の募集定員の多さ、合格のしやすさなどの情報を目にすることが増えてきました。そこで今回は薬学部において国公立、私立それぞれの総合型選抜・学校推薦型選抜についてお話したいと思います。
尚、一部大学については受験要項が未発表の場合もありますので、最新の情報は各大学の募集要項でご確認ください。

薬学部を有する国公立大学全19大学のうち17大学で総合型選抜・学校推薦型選抜を実施しています。そのうち15大学が共通テストを課す形式となっており、2次試験の記述式問題の学習負担が軽減されるとはいえ、総合的な学力重視の選抜試験であることに違いはありません。反面、富山大学、岐阜薬科大学、静岡県立大学、名古屋市立大学、山口東京理科大学の5大学は共通テストを課さない形式の試験がありますので、出願条件に合致する受験生は要チェックといえるでしょう。


次に私立大学ですが、総合型選抜も多くの大学が実施しており、学校推薦型選抜は指定校・付属校推薦を含むと全大学が実施しています。また、最も大きなポイントは併願制、もしくは専願と併願の両方の形式がある点です。国公立大学では基本的に専願(合格した場合に入学を確約する)となりますが、併願制の場合は合格後も入学を辞退することが可能(入学辞退の締切日までに所定の手続きが必要)ですので、私立の他大学や、年明けの国公立一般選抜も受験が可能になります。これは受験戦略を考える観点からも受験生にとって非常に大きなメリットといえます。加えて複数日で試験を実施する大学もあるため受験機会をさらに増やすことができ、出題される科目も1~2科目の大学が多いため学習負担の面でも一般選抜と比べ、受験しやすい条件となっています。私立大学の推薦入試は大きなチャンスであることは間違いありませんが、薬学部進学後も大きなウエイトを占める化学の学習について現役生は遅れがちになりやすいので、優先的に対策を行ってこくことをおすすめします。
さて、ここまでのお話をまとめますと、薬学部の国公立大学においては、総合型選抜・学校推薦型選抜では多くの大学で共通テストが課されるため、2次試験レベルの難問解答力は問われないですが、学力到達度としては一般選抜と大差のない完成度が求められる試験となっています。ですが、国公立大学は前期、公立大学のみ実施の中期、そして後期試験と最大で3回しか受験機会がありませんので、それに加えて出願できる試験方式として、出願条件を満たす受験生は出願を想定しておくべき入試となります。

私立大学の総合型、学校推薦型選抜は多くの大学で一般選抜試験と比べ、科目数や出題範囲が限定されており、学習負担が軽減されていますので、大きなチャンスと言える試験となっています。さらに、専願だけでなく、併願制の大学も多数ありますので、年内に合格をつかめる意味合いでも重要度の高い試験となります。

総合型選抜は9~10月に実施されることが多く、すでに出願が始まっている大学もあります。学校推薦型選抜は11~12月に実施されるため出願日が近づいてきている状況です。現在、高校1~2年生の方はそれらを踏まえ、受験生になったときには早めに計画を立てて対策の時間を十分に取れるよう心掛けてください。受験生の中にも、ギリギリで出願を検討している方もいらっしゃると思います。できることは限られていますが、やるべきことの優先順位をつけることで対策は可能ですので、落ち着いて準備を進めてください。

科目の対策はもちろん、志望理由書や面接の対策は難しい場合も多いですので、困ったと
きは気軽にメディクールにご相談ください。大学ごとの対策資料が揃っていますので効果的な対策を行うことができますよ!
皆さんが希望の大学に合格できるよう、心から応援しています。 次回へ続く。

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